三味線 歌舞伎舞踊において

太棹、中棹、細棹に分かれる。

太棹・・・義太夫節、浪曲、津軽三味線なども太棹。
中棹・・・地唄(お琴と共に合奏する)、新内、常磐津、清元なども中棹。
細棹・・・長唄、端唄

歌舞伎の演目で浄瑠璃から発生したものは浄瑠璃と同じように太棹で演奏されます。能や狂言の時は・・・どうだったかな、いや、浄瑠璃以外で太棹の音は覚えがないような気がします。

中棹はお琴、尺八と共に合奏されることが多く、もっとも古い歴史を持ち、音域が広く、合奏法が発達しています。
これが歌舞伎で使われる時は囃子方も女声合唱になる事が多い・・・気がする・・・お琴が入る時はまず女声ですね。姿は見せませんが。

細棹は江戸時代に歌舞伎の伴奏音楽として発展しました。地唄から発生したためか同じ曲も多く、全体的に短め。
芸者さんなんかがお座敷で弾いてくださるのは細棹が多い。
まぁ歌舞伎舞踊のバックは細棹が多いと思っていいんじゃないかと思います。


これは私の感想です。中太棹も、細棹よりもっと細い棹もありますし、演目によっては三線(沖縄)や胡弓や琵琶も使われます。一応の目安で分けましたが境界は曖昧です。

さて、歌舞伎舞踊は大雑把に言えば歌の内容に合わせて身体でその状況を表現するものです。流れるように美しいけれど言ってみれば歌に合わせたパントマイムです。(あぁ言い切ってしまった)

ですから歌舞伎の他の演目とは違い、唄の占める割合がとても大きいのです。唄が判らないと何をしているのか意味が通じにくく、きれいだなぁと思っているうちに、うとうとと寝入ってしまいます。夫は踊りは眠いから無理と気持ちよく寝ています。
義太夫にしても、地唄、長唄にしても、私たちのよく知っている西洋的な発声法の歌とは全く違い、一音が長く、慣れないと聞き取りにくいものです。
歌ってみると分かるのですが呼吸法が違う、声の出し方が違う、そして音が取りにくい!私は自分が音痴なのだと思いました。すぐはずれます。

でも上手い人は上手い!そして重鎮には悪いが若いほうが声がよく、聞き取りやすい。(でも花の命は短い)怒られると怖いので小さく言うと邦楽的発声は若さがいる。

DVDやシネマ歌舞伎だと唄が字幕で出ます。ですからわかりやすく初めての人でも楽しめると思います。舞台では字幕もなく、何を言っているのかわからない歌と音楽を聴きながら、何をしているところなのかわからない踊りを見るので眠くなるのでしょう。筋書きにも唄の全文は載せてくれないし(載せてくれよ!)

DVDで歌舞伎を見ると唄の字幕が必ずつくので勉強するにはいいと思います。私はお勉強は嫌いなのでわからない時は寝ます。気持ちいいですよ。あぁ眠っちゃいけない・・・寝ちゃ駄目・・・と思いながらすぅ~~っと眠りに誘われるのは結構至福です。高い居眠りです。この感覚は学生時代以来ですね。

さて、玉様舞踊DVDBOXですが、6枚組でアマゾンで18000円くらいで売っているものでしょうか。演目はほぼ観たと思います。その中では「鷺娘」と「京鹿子娘道成寺」はお勧めです。私は玉三郎で歌舞伎ファンになりました。今も私の一番は玉三郎です。

でも私は買いません。持っててもいいかなとは思うのですが、多分見ないから。やはり舞台でないと見る気がしないんですね。生の舞台はそれだけ力があります。
それから玉様くらいになると図書館が持ってます。仙台市図書館に入ってますのでいっぺん借りてご覧になって、何度でもみたいという気になってから購入を考えられたらどうでしょうか。ツタヤにも歌舞伎はたくさんありますよ。

「京鹿子娘二人道成寺」もシネマ歌舞伎になっていて、それは幻想的な編集がされているのですが、その後同じ演者で(玉様と菊之助)で舞台を見たら、オペラグラスが必要なくらいの距離があるのに圧倒的に舞台のほうが素晴らしかったです。でもオススメ。画像画像

この記事へのコメント

ずず
2012年03月27日 17:31
詳しいご説明感謝しております。大変興味深く読ませて頂きました。

なるほど、三味線ひとつ取っても深いものですね。唄にしてもむしろいっぺん聴いてみたいとそそられました。しかし睡魔に襲われるというのも分かるような気が。。
この舞踊集を出すにあたっては、玉様の美しいものを残しておきたいという心意気が感じられる気がしたので大変興味があったのですが、ほーかさんにご相談してみてよかったです。
近所のツタヤ三軒廻ったのですが、歌舞伎ものは一枚も取り扱いがなかったもので(;_;)しかし図書館というのは目から鱗でした。そうですね!たしかに図書館にはあるような。一度借りてみてじっくり考えてみます。

こんなド素人で他の役者さんも演目も何も知りませんが、そんな中で板東玉三郎様という芸術に触れられたことを幸せに思います。男であれ女であれ(本当にどっちだろう)美しいものに触れるのは嬉しいことですね。
2012年03月27日 22:25
年をとったせいか話が長くて。長い文章を読んで下さりありがとうございます。
ずずさんのお陰で、「どうして勧める気になれないのか」「何故寝てしまうのか」を考えるキッカケになりました。ありがとうございます。
わかってみれば簡単な解決策が。観劇の前に舞踊の演目の唄を調べて持っていけばいいんですよね。眼から鱗ですわ。

仙台市立図書館には玉さまの舞踊集の1と2がありました。是非。
ツタヤは1から6まで全部持っています(レンタル用DVD)。
お店によるのかもしれんませんが、私の街のツタヤは「映像作品リクエスト」がきいて、ツタヤがレンタル用に持っていれば取り寄せてくれます。
いま、「LIVE 双六 『録』」(コバケン演出の)を取り寄せてもらっているところです。
大体図書館かツタヤでなんとかなります。
図書館検索は
http://calil.jp/
が便利です。ご参考までに。
ずず
2012年03月27日 23:20
リクエストなどというものがあるのですね!利用したことありませんでした。今度やってみよう。図書館情報もありがとうございます。舞踊が自分に合うのか、早く観てみたいです。ちなみに今からNHKのプロフェッショナルに出演された時ものを観ます(これは購入しました♪)

ところで横浜ポツネンチケ取れちゃいました。もっと熾烈な戦いを想像していたのですが…。週末を避けたのがよかったのでしょうかね(^^ゞ
2012年03月28日 02:39
素晴らしい!私はモバイルというものを使っていないのでe+頼みです。
とれるといいなぁ。今回は「P]という題名だそうです。
ずず
2012年03月28日 13:45
ん?書き込み出来ない…
ずず
2012年03月28日 13:50
先程は失礼しましたm(__)m 何度コメ書いてもエラーになってしまったもので。。

今回はPですか…。色々と想像をかきたてられるタイトルで。さすが不思議なお方です。
家族をほっぽらかしての横浜遠征は一日が限度なので私はもうエントリー予定ないのですが、イープラの協力必要でしたら声かけて下さいね。なんとかゲット出来ますように応援します!
2012年03月31日 00:14
>ずずさん

いえ、もう、お気持ちだけ有難く頂戴いたします。なんとか自力で頑張ってみます。
5月は新橋も「五月花形歌舞伎」です。愛之助が女殺しを染五郎が椿説弓張月をやります。七之助はコッチに出ていて中村座の方は大丈夫なのかしら?
2012年04月10日 18:48
>ずずさん

小林賢太郎ファンをなめてましたね私は。平日をいれて4人で第三希望まで入れれば24枚!見事に外れました。一般発売に賭けるしかないかな~~。
ずず
2012年04月10日 23:18
ぅわ~(-.-;)やっぱり激戦でしたか。自分がサラっと取れたもんだから、きっとほーかさんも大丈夫と高を括ってました。前回のポツネンは一般で取りましたが(あっさり)今回は時間との勝負でしょうねぇ。平日狙いで即効クリックで是非頑張って頂きたいです!ちなみに私は16日(水)に参戦予定です。

ところでボランティアツアーお疲れ様でした。バリバリ被災地在住でありながら、自分は楽しい旅の予定ばかりで非常に心苦しく思っております。私が言うのも何ですが、本当にありがとうございました。ほーかさんの体調のほうも気になっています。

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